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    FTサーミスタ(薄膜)

    FTサーミスタ(薄膜)

    FTサーミスタは、超小型化により、応答性が良く、高耐熱、高信頼と、従来のチップサーミスタの常識を超えたサーミスタです。

    SEMITECのFTサーミスタはRoHS対応しています。

    用途

    OA機器、計測機器、医療機器、セキュリティー、LCD、レーザーダイオードモジュール

    形式

    外形寸法図

    定格

    形名 R25※1 R25許容差 B定数※2 熱放散定数
    mW/℃
    熱時定数
    s※3
    定格電力
    mW at 25℃
    使用温度範囲
    1:Pt 2:Au/Ni 3:Au
    103FT1005 10.00kΩ ±5% 3370K±1% 約0.3 約1.0 1.5 -40
    ?
    +250
    (+350)
    -40
    ?
    +125
    -40
    ?
    +250
    3435K±1%
    503FT1005 50.00kΩ 3370K±1%
    3435K±1%
    364FT1005 360.0kΩ 3370K±1%

    ※1:25℃におけるゼロ負荷抵抗値 ※2:25℃、85℃におけるゼロ負荷抵抗値より算出
    ※3:静止空気中にて測定

    性能-表形式

    試験名 条件 判定基準
    自然落下 H=0.75m 3回 楓板上 △R、△B±1%
    絶縁抵抗 DC100V 100MΩ以上

    注意事項

    ?実装方法については、ご相談下さい。
    ?使用温度範囲を超えた高温域(350℃まで)でご検討の際はご相談下さい。

    使い方

    サーミスタとは、熱に敏感な抵抗体(Thermally Sensitive Resistor – Thermistor)の総称で、温度が変化することで抵抗値が大きく変化する半導体部品です。
    温度が上がることで抵抗値が下がる(負の温度係数を有する)NTCサーミスタを一般的にはサーミスタと呼んでいます。
    サーミスタは金属酸化物を主原料とし高温にて焼結して得られるセラミック半導体で、その製造方法や構造によって各種の形状?特性があり、温度測定や温度補償等に広く使用されています。

    サーミスタを使用する場合の一般的な回路例を図1に示します。

    サーミスタで温度を測定する場合の一例として、サーミスタの端子間電圧をADコンバータに入力してデジタル信号に変換、マイコンで温度に換算する方法があります。
    サーミスタの温度に対する抵抗値変化は、非線形(非直線性)であるため、図1のようにサーミスタと固定抵抗器を直列で接続した回路にすることで、出力電圧Vthの電圧変化を直線化(リニアライズ)して使用します。

    図1のサーミスタ出力電圧Vthは、電源電圧をVcc、サーミスタの抵抗値をRth、直列の固定抵抗器の抵抗値をRとすると、Vth=Vcc×R/(Rth+R)で計算されて、サーミスタが検知した温度を知ることが出来ます。
    この時、サーミスタと直列に接続する抵抗値Rは、実際に測定を行う温度範囲から、以下のような計算式で選定することが出来ます。

    RL  :温度範囲 最低温度でのサーミスタ抵抗値
    RM :温度範囲 中間温度でのサーミスタ抵抗値
    RH :温度範囲 最高温度でのサーミスタ抵抗値

    例として、ATサーミスタ(103AT-2)を使用して、温度範囲0℃~60℃で温度検知を行う場合、以下計算式からサーミスタと直列に接続する固定抵抗器の抵抗値は6.4kΩと計算されます。

    L  0℃:27.28kΩ

    M 30℃:8.313kΩ

    H 60℃:3.020kΩ

    グラフ1より、サーミスタと固定抵抗器(6.4kΩ)を組み合わせて使用すると、温度範囲(0℃~60℃)で温度変化に対し出力電圧Vthが直線化されていることが分かり、温度検知の精度を高めることが出来ます。

    グラフ1 温度変化に対する出力電圧Vthの直線化